こんにちは、総合調査事務所アイスターオフィス札幌相談室です。
今回は、最近増加している「マッチングアプリを介した金銭トラブル」について、実際の相談事例を基にお話ししていきます。
ある男性からの相談
先日、40代の男性Aさんから切実な相談が寄せられました。
これは決して特殊な事例ではありません。マッチングアプリでの出会いをきっかけとした金銭トラブルは、年々増加傾向にあります。
「マッチングアプリで知り合った女性に、半年間で300万円以上のお金を貸してしまいました。最初は少額でしたが、徐々に金額が大きくなり…。先週から突然連絡が取れなくなってしまいました」
なぜお金を貸してしまうのか?
Aさんは、このように振り返ります。
「最初は『母親の手術費用が急に必要になった』と言われ、50万円を貸しました。返済も約束通りにあり、信用できる人だと思いました。その後も『事業資金が必要』『家賃が払えない』など、様々な理由でお金を求められ…。断ると『あなただけが頼りなのに』と言われ、断れなくなってしまったんです」
このケースで見られる典型的なパターンをご説明します
- 最初は少額の借り入れから始まります
- きちんと返済することで信頼関係を築きます
- 徐々に金額が大きくなっていきます
- 感情的な言葉で返済を迫られます
- 断りづらい状況が作られていきます
気づくべき警告サイン
以下のような状況は、要注意のサインです
- 会って間もないのに金銭的な援助を求めてくる
- 個人情報の開示を避けようとする
- SNSでの投稿や活動が不自然
- 会う約束がいつも直前でキャンセルになる
- 電話での会話を極端に避ける
Bさん(35歳・男性)の事例では、交際2週間で「急な入院費用が必要」と100万円を求められました。「本当に困っているのかもしれない」と考え、貸し付けてしまいましたが、その後すぐに連絡が途絶えてしまったそうです。
なぜ被害は拡大するのか?
被害が大きくなる理由には、以下のような心理が関係しています
- 「これまで貸したお金を取り戻したい」という思い
- 相手との関係を失いたくない感情
- 「自分は騙されているはずがない」という思い込み
- 周囲に相談できない恥ずかしさ
Cさん(45歳・男性)は、「最初の100万円が返ってこなかった後も、取り戻すチャンスがあると思い、さらに200万円を貸してしまいました」と話します。
相手の調査
連絡が取れなくなった場合、まず必要なのは相手の本当の身元を特定することです。マッチングアプリで使用されているプロフィールは偽装されている可能性が高く、専門的な調査が必要となります。
把握している情報によっては、以下のような調査を行うことができます。
- 本人特定調査
- 居住地調査
- 勤務先調査
- 生活実態調査
法的手続きに向けた証拠収集
金銭を取り戻すためには、貸し付けの事実を証明する証拠が必要です。
- LINE等のメッセージ記録
- 振り込み記録
- 借用書
- 会った時の写真や動画
- 通話記録
これらの証拠を適切に保全し、整理することが重要です。
被害に遭わないための予防策
- 会って間もない人への金銭の貸し付けは絶対に避ける
- 相手の身元確認を慎重に行う
- 困っているという相手の話をすぐに信じない
- 少しでも不審に感じたら、専門家に相談する
アイスターオフィスからのアドバイス
このような被害に遭われた場合、一人で抱え込まず、できるだけ早く専門家に相談することをお勧めします。時間が経過するほど、相手の特定や証拠の収集が困難になっていきます。
私たちアイスターオフィスでは、豊富な調査経験を活かし、相手の特定から証拠収集などでお手伝いさせていただきます。
必要に応じて、弁護士や警察への橋渡しも行っています。被害の回復には、専門家による適切なアプローチが不可欠です。
まとめ
マッチングアプリでの出会いは、新しい可能性を広げる一方で、このようなリスクも存在します。不審に感じた時点で、すぐに専門家に相談することが重要です。
私たちアイスターオフィスは、あなたの悩みに真摯に向き合い、最適な解決方法を提案いたします。初回相談は無料です。一人で悩まず、まずはお気軽にご相談ください。
あなたの大切な財産と心の平安を取り戻すため、私たちができることを一緒に考えていきましょう。